「ダンジョン飯」9巻の感想です。
ネタバレを含む感想ですので、未読の方はご注意ください。
この記事では、「ダンジョン飯」9巻の感想を徒然と書いていきたいと思います。
感想を誰かと共有したいよ、という方は読んでみてください。
あらすじ
ダンジョンの最深部に迫ってきたライオス一行は、そのまま順調に進むでもなく、現れる魔物に手こずりながら、何とか歩みを進めていきます。
そんなライオスは、とうとう翼獅子に出会います。
一方、狂乱の魔術師との戦いで、下層まで落ちてしまったカナリア隊の隊長ミスルンとカブル-は、他のカナリア隊との合流を目指しますが、すぐには合流できません。
そこで、ミスルンとカブルーは、ライオス一行と同様に魔物を食べながらサバイバル生活をしようとします。
ミスルンとカブルーという2人で奇妙な共同生活を送る中で、ミスルンの過去が明らかになり、ダンジョンの謎も明らかになっていきます。
メインストーリーも終盤となり、ダンジョンの謎に迫る「ダンジョン飯」9巻です。
感想
サキュバス回が面白い
相手のもの凄い好みの姿になって現れる魔物であるサキュバスが現れます。
その姿により、ライオス一行それぞれの好みのタイプが分かります。
その中で、マルシルの好みが本当に悪趣味です(笑)他の人はわりと普通(ライオスも魔物ではありません。)なのに、一人常識人であるはずのマルシルだけ謎の趣味です。まあ、そのギャップが良いのですが。
ライオス一行の関係性も分かるお話で面白い回でした。
ミスルンのキャラが強い!
ミスルンは、ストーリーの後半に出てきたキャラクターですが、9巻でミスルンの過去の回想もたっぷり含まれており、どうやらストーリーに深く関わって存在となりそうです。
そんなミスルンは、8巻でみせた強力な魔法だけでなく、キャラクターも非常に強力でした。食欲も睡眠欲もなく、魔法も魔力の温存ができず、魔力が切れるまで使用してしまいます(理由は過去編でちゃんと説明されています。)。
とにかく自分一人では何にもできないので、カブルーが必死で面倒をみます。
ちょっと前まで敵対関係だったのに、いつの間にか仲間のようになっている二人の姿のおかげで、ストーリーの重さのわりには、穏やかな気持ちになれました。
美味しそうな料理は少なめ
今回、センシの美味しそうな料理は少なめです。
ミスルンの話が多かったこと、ストーリーが終盤に近づいてきたこともあり、しょうがないかなあとは思うのですが、「ダンジョン飯」の面白さの一つは、やっぱり美味しそうな料理です。
10巻では、もっとライオス一行の美味しそうな料理が見たいなあと思った9巻でした。
10巻の展開は?
メインストーリーは、いよいよ大詰めとなってきました。
9巻の内容により、正直誰が本当に正しい選択をしているのか分からなくなってきました。
このストーリーをどれだけうまくまとめるのか、そしてどうやってファリンを助けるのか、今後のストーリー展開が楽しみで仕方がありません。
これがしっかりまとまれば、傑作といえる漫画になりそうですね。