資産運用

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のメリット・デメリット:インデックス投資

この記事では、インデックス投資どうすべき(オススメ商品・運用方法)でご紹介した「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」について、投資する際の注意点を紹介していきたいと思います。

特にオススメと紹介していたこの商品ですが、注意点もあるので、こちらの記事もちゃんとチェックしてみてくださいね。

オススメする理由(メリット)

下落幅をなるべく少なくする観点からのオススメ

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」をオススメする一番の理由は、価格の下落幅を抑えることができるという理由です。

なぜこの点を重視するのかというと、価格の下落幅を抑えることによって、インデックス投資を継続しやすくしようという意図があるからです。

インデックス投資どうすべき(オススメ商品・運用方法)でも紹介していますが、インデックス投資では、投資を続けることが非常に重要(ドルコスト平均法を採用することを前提とします。)です。

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、投資先が分散しており、下落幅が小さくなりやすい(株式、債券、REITという価格相関)ので、「商品の価値が下がったから、投資をやめてしまおうかな。」という気持ちになりにくくなります。

これが、「 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」をオススメする一番の理由です。

逆に言えば、下落幅が大きくても投資はやめないという方は、このオススメ理由は当てはまらないことになりますね。

自分で投資信託を選ぶのが大変だという方向け

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、自分で投資信託を選ぶのが大変だ!という方に向けて、主にオススメしています。

自分で、日本株式、米国株式、新興国株式、日本債券等々の投資信託を自分で選び、運用割合を決めることができる方、さらに定期的にリバランスをすることができる方は、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」をオススメはしません

そこまで、自分で判断して運用できるのであれば、自分の決めた資産配分で、自分で納得して投資すべきです。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の注意点(デメリット)

リターンはS&P500などを指標とするファンドより小さくなる可能性あり

過去の傾向からすると、バランス型の投資信託に投資するよりも、S&P500などの単一の指標に連動する投資信託に投資した方がリターンが大きくなる可能性があります。

この点は、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」のデメリットになります。

資産を分散しているため、一つの資産が大きく価格を上げたとしても、他の資産に足を引っ張られるおそれがあるのですね(値下がりの場合は、逆にメリットとなりますが・・・・・・。)。

もっとも、過去の傾向がそのまま今後についても当てはまるかという点については、一度考えてみる必要があります。

未来がどうなるのかは、誰にも分からないという前提にたつのであれば、なるべくリスクを減らす「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は有力な選択肢だと思います。

自分で買う投資信託の商品を考えられるならその商品を買った方が良い

投資は、自己責任ということが原則です。

そのため、ご自身で勉強することができ、自ら買うべき投資信託を判断することができるのであれば、その投資信託に投資すべきです。

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、一つの投資信託で手軽に分散投資できるというところが売りです。

ただし、「均等」に分散しているだけなので、その割合がベストかというとそうではありません

自ら分散割合を決めたり、投資する資産を決めたり(値上がりが期待できない資産には投資しないなど)して、より良い投資ができるのであれば、そのようにすべきです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」の注意点を紹介してきました。

どんな信託商品にもメリット・デメリットがあります。色々考えてみて、納得してから購入するようにしましょう。