「面白い完結済み漫画を知りたい!」
「不思議な世界観が楽しめる漫画はないかな?」
あなたも、漫画を一気読みしたいと思ったことが一度や二度はあるのではないでしょうか。一気読みには、完結済みの漫画を良いですよね。
この記事では、オススメ完結済み漫画「刻刻」を紹介していきます。
不思議な世界観にのめり込んでしまうSFサスペンス漫画です。
基本情報
作者:堀尾省太
作者は、堀尾省太さんです。
「刻刻」が連載デビュー作になります。
現在は、「ゴールデンゴールド」を連載されています。
巻数:8巻
巻数は、全8巻です。
一気読みするには、長くもなく短くもなくちょうど良い巻数ですね。
モーニングコミックス
モーニングコミックスから発売されています。
あらすじ
佑河樹里は、祖父、父の貴文、母、兄の翼、妹の早苗、早苗の子の真と同居し、決して豊かとはいえないが平穏な生活を送っていました。
平穏な生活を送っていると思われた佑河家ですが、真が幼稚園の帰り道で誠を迎えに行った翼とともに何者かの集団に車に押し込まれてしまいます。
樹里は、家にかかってきた電話のとおり、金を持って指定された場所まで行こうとしますが、何故か車がなく、指定時間まで指定場所に行くことが困難であることを悟ります。
すると祖父が石の置物を持ち出してきて、「止界術」を使い、時間が停止した世界「止界」に樹里と貴文を連れて行きます。
3人は、止界を進み、指定場所まで行き、真と翼を助けようとしますが、3人以外の人が動かないはずの止界で動く集団に出会います。
時が止まった「止界」を舞台としたSFサスペンス漫画です。
オススメポイント
斬新な舞台設定「止界」
「刻刻」の一番の特徴は、時の止まった世界「止界」という舞台設定の斬新さです。
そして、その世界は、単に時がとまっているというだけではなく、そこで止まっている人である「止者」と取り扱いに関するルールや霊回忍の存在、さらには佑河家の特殊能力といった様々な制約やルールが存在しています。
この斬新な舞台設定により、登場人物たちの行動の一つ一つがどのような影響を及ぼすのか分からず、非常に緊張感があります。
最初は、「止界」については、分からないことだらけなので、それがだんだんと明らかにされていくのを必死に追っているといつの間にか読破してしまいます。
不気味な雰囲気を伝える表現力
「止界」では、時が止まっているのですが、時が止まっていることが描写から伝わってきます。
静止画である漫画では、動いている人と止まっている物をかき分けるのは難しいはずなのですが、ちゃんと「止者」は動いていないことが伝わってきます。
液体などが止まっている表現も分かりやすく、「止界」という不気味な舞台の雰囲気を見事に表現しています。
また、佑河家の敵対組織として宗教団体が出てくるのですが、その存在も不気味であり、ただでさえ不気味な雰囲気の「止界」がさらに不気味さを増しています。
この独特の不気味な雰囲気の表現は、素晴らしいです。
不思議な空間で頑張る普通の家族
これまで、「刻刻」の舞台や登場人物の不思議さ、不気味さを紹介してきましたが、主人公である樹里たち佑河家は、(少し特殊能力を有していますが)普通の家族です。
そんな普通の家族である佑河家の人々は、「止界」にとまどいながら、真を救出するために頑張ります。
最初は、どこか頼りなく不安に思える佑河家の人々ですが、だんだんと「止界」で頑張る普通の家族を応援したい気持ちが大きくなっていきます。
オススメできる方
不思議な世界観が好きな方
「刻刻」は、なかなか他の漫画が持たない独特の不思議な世界観を有しています。
この世界観にはまる人は、大好きな漫画になるでしょう。
設定は全く違うのですが、「寄生獣」とどことなく近い雰囲気を持っています。
そのため、「寄生獣」が好きな方は、ハマるかもしれません。
しっかりまとまったストーリーが好きな方
「刻刻」は、最初から最後まで、一切無駄なストーリーがありません。
目まぐるしく状況が変わりながらも、その状況の変化も行き当たりばったりではなく、ラストに向かってきれいに物語がまとまっていきます。
ストーリーがしっかり構成されている完結漫画が好きな方には、オススメしたい作品です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、オススメ完結済み漫画「刻刻」を紹介してきました。
興味を持った方は、読んでみてくださいね。