資産運用

高配当株投資のメリット・デメリット

「高配当株投資がオススメって聞くけどどうなんだろう??」

「高配当株投資のデメリットを知りたい!」

初心者にオススメされる投資方法の一つとして、高配当株投資がありますよね。

高配当だと、配当金を目的にした保有があるから、値下がりに強いなどと言われますが、それは本当なのでしょうか?

この記事では、高配当株投資のメリット・デメリットについて紹介していきます。

高配当株投資に興味がある方は、参考にしてみてくださいね。

高配当株投資のメリット

配当目的の人が手放さないので値下がりに強い?

高配当株は、配当目的の人が手放さないので、株価の値下がりに強いと言われます。

株式を保有する方は、大きく分けると株式の値上がり益(キャピタルゲイン)を重視する方と配当金等のインカムゲインを重視する方がいます。

高配当株は、インカムゲインを重視する方が保有しがちであり、これらの方は、キャピタルゲインを重視する方に比べて、株価の変動に鈍感なので、株価が値下がりしてもなかなか株を手放さないので、株価が大きく値下がりしにくいということが理由です。

もっとも、本当にそう言えるのかは、少し疑問があります。確かに、他の条件が全く同じであれば、配当金が高い方の会社が値下がりに強いといえますが、株価を決める条件は多様ですので、高配当株であるという条件のみで、株価の値下がりに強いといえるかは疑問です。

配当金は株価に比べて安定感がある

配当金は、日々変化する株価と比べると、あまり変化はしません。

そのため、配当金は、株価に比べて将来の収入が予測しやすく、安定感があるといえます。

この点は、高配当株投資をする上で大きなメリットといえますね。

高配当株投資のデメリット

高配当株は不人気銘柄が多い

高配当株のワナとしてよく挙げられることは、高配当株には不人気銘柄が多いということです。

会社が企業努力により配当率を高くしているのではなく、株価が値下がりし、配当金は維持した結果、高配当株になってしまったという株式も多く存在するからです。

そのため、高配当株投資を行う際には、利益率等を考慮して、不人気銘柄でないか、慎重に判断する必要があります。

高配当というところばかりを重視すると、結果的に不人気銘柄を保有することになり、配当を得ても株価が下がり、トータルリターンは下がる可能性があります。

減配すると株価も値下がりする

高配当株投資で最も気をつけるべきことは、減配リスクです。

会社の業績が悪くなり、配当金を減額する場合、非常に高い可能性で株価も値下がりします。

そうなると、株価の値下がりと配当金の減額のダブルパンチを受けることになってしまいます。

この場合のトータルリターンの低下は、かなりのダメージになってしまいます。

高配当株投資のオススメ度は?

2つの条件を満たすならあり

分散投資

高配当株投資は、すでにご紹介したとおり、リスクが低いように見えて、実は減配リスクなど、大きなリスクを抱えた投資です。

投資のリスク軽減の手法として代表的なのは、やはり分散投資です。

高配当株投資を行うにあたっても、個別の高配当株に集中投資をするのではなく、複数の高配当株に分散投資することでリスクを軽減できるので、高配当株投資を実践する際には、分散投資することをオススメします。

一定の資産を有している方

すでに一定の資産を有しており、資産を増やしながらもインカムゲインを重視していきたいという方には、高配当株投資はオススメできます。

高配当株投資は、トータルリターンの高さには不安を抱えています。

しかし、トータルリターンを追い求めて、投資で得た利益を全て再投資に回してしまうと、資産全体は増加するかもしれませんが、現在の生活に投資で得た利益を還元することはできません

すでにある程度の資産を有しており、その資産を増やしながらも使っていきたいという方には、高配当株投資は選択肢としてオススメできるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、高配当株投資のメリット・デメリットを紹介してきました。

株式投資初心者の方や高配当株投資に興味がある方は、参考にしてみてくださいね。