「宇宙が舞台のSF漫画読みたいな!」
「一気読みしたいから、完結済みの漫画はないかな。」
完結済みの漫画を一気読みするのは、非常に面白いですよね。その漫画が、何かを考えさせてくれる漫画だとなお嬉しいですね。
この記事では、オススメ完結済み漫画「プラネテス」を紹介していきます。
人生とは、愛とは何かを考えさせられる哲学的宇宙SFストーリーです。面白い漫画を読みたい方は参考にしてみてくださいね。
基本情報
作者:幸村誠
作者は、幸村誠さんです。
スケールの大きい作画と哲学的な内容が特徴の漫画家さんです。
「プラネテス」は、同氏のデビュー作かつ代表作であり、星雲賞コミック部門を受賞しています。
巻数:4巻
巻数は、全4巻です。
短く感じるかもしれませんが、4巻とは思えない濃い内容が詰まっています。
読み終わった後は、何人もの人生を垣間見たような充実感を感じることができます。
モーニングコミックス
「プラネテス」は、モーニングコミックスから発売されています。
15年以上前の作品なので、置いていない書店もあるかもしれません。
あらすじ
2070年代になり、人類は、月面にも生活施設が存在するなど、生活圏を宇宙まで広げています。
主人公である星野八郎太(ハチマキ)は、宇宙の環境問題となっている宇宙ゴミ(デブリ)を回収する会社の会社員として働いていました。
ハチマキは、自分の宇宙船を持つという夢をもっていましたが、日々の仕事をこなす自分と夢との距離にためらい、一歩を踏み出せずにいました。
ハチマキは、あることをきっかけに夢に一歩を踏み出していきますが・・・・・・。
ハチマキと周囲の登場人物が、右往左往しながら、それぞれの人生を歩んでいく物語です。
オススメポイント
宇宙の大きさを感じられる作画
「プラネテス」は、宇宙空間の描写が多いですが、その画が宇宙の広さ、壮大さを感じることができる素晴らしい画となっています。
まるで、自分も宇宙にいるかのような気持ちにさせてくれます。
この宇宙空間で数々の名シーンが生まれるのですが、それは是非読んで確かめていただきたいです(しりとりのシーンはとても良いです!)。
人生とは何か、愛とは何かを考える哲学的物語
漫画の表題である「プラネテス」は、「惑う人々」という意味を有しています。これが、この漫画のテーマの一つでもあります。
主人公であるハチマキを中心に、登場人物たちが自分の人生とは何か、愛とは何かと全力で惑います。中でもハチマキの惑いっぷりは、気持ちよいものがあります。
どの登場人物も、右往左往しながら、自分の中の人生や愛といったものの形を見つけていきます。
あなたも長い人生の中で、自分を見失うことがあると思います。「プラネテス」の登場人物は、一緒に大いに惑い、あなたの悩みを解決するきっかけを与えてくれるでしょう。
何人もの人生を垣間見ることができる
「プラネテス」では、登場人物たちの過去の人生を垣間見ることができます。
それぞれが過去の経験や後悔等を糧としながら、自分の人生に向き合っていきます。
読者は、何人もの人生を体感することができ、全4巻という巻数からは考えられないほどの充実感を得ることができます。
オススメできる方
宇宙SF漫画が好きな方
「プラネテス」では、場面の多くが宇宙です。
すでにご紹介したとおり、作画も宇宙の大きさを感じさせてくれるため、宇宙SF漫画が好きな方はハマること間違いなしです。
宇宙という壮大な舞台が、「人生とは何か、愛とは何か」という「プラネテス」の壮大なテーマにうまくマッチしています。
宇宙SF漫画が好きな方は、絶対に読むべき漫画といえるでしょう(プラネテスをきっかけに宇宙SF漫画を好きになったという方も多いかもですが・・・・・・。)。
目標を見失っている社会人の方
主人公であるハチマキは、デブリを回収する会社に所属する会社員です。
ハチマキは、自分の個人宇宙船を所有するという夢があります。しかし、最初は、漠然と夢をみているだけで、デブリ回収の仕事を行っています。
ハチマキは、ここから目標だけを見つめてがむしゃらに頑張ってみたり、上手くいったと思ったら目標を見失ってみたり、全力で右往左往しながら進んでいきます(辿り着く結論は読んで確かめてください。)。
社会人のあなたは、今自分が置かれている状況に満足してはいないけど、なんとなく仕事を行っており、なんとなくこれで良いのかと感じているかもしれません。
ハチマキは、あなたの代わりに大いに悩んでくれます。その姿が、あなたの感じる「これで良いのか」という感覚を解決する手がかりを与えてくれるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、オススメ完結済み漫画「プラネテス」を紹介してきました。
面白い宇宙SF漫画を読みたいという方は、是非参考にしてみてくださいね。