「株式投資っているけど、そもそも投資方法ってどんなものがあるの?」
一言で「株式投資」といっても、抽象的でそれが何を意味するのか分からないですよね。
この記事では、株式投資における具体的な投資手法について紹介していきたいと思います。
これから株式投資をしたいと考えている方は、自分の投資方法を決める際に参考にしてみてくださいね。
代表的な投資手法
以下で代表的な投資手法をあげてみます。
簡単なメリット・デメリットも記載しているので、参考にしてみてくださいね。
デイトレード
株式を買い、日をまたがずに、その日のうちに売却することを原則とする投資手法です。
メリット:売買回数が多いので、うまくいけば急速に資産を増やすことができる。
デメリット:売買回数が多いので、手数料が多額になる。
スイング投資
数日から数週間の期間で株式の売り・買いを行う株式投資手法です。
メリット:デイトレードと比べて値動きの幅が大きいので、1回の売り買いで得られる利益が大きくなる可能性がある。
デメリット:日をまたぐと短期的な目線で価格の変動傾向を予想するのが難しくなる。
中長期投資
数ヶ月から数年の期間で株式の売り・買いを行う株式投資方法です。
メリット:取引回数が少ないので、忙しいサラリーマンでも実践することができる。
デメリット:長期間同じ株式を保有するので、予想外の業績悪化などで株式の大暴落に巻き込まれる可能性がある。
中長期投資には、着眼点から、以下のような投資手法に分けることができます。
割安株投資
割安になっている株式を対象とした中長期投資を行う投資手法です。
メリット:割安なので値下がりしにくい(?)
デメリット:割安株には人気のない理由があるので、いつまで経っても株価が上昇しない可能性がある。
成長株投資
成長企業の株式を対象とした中長期投資を行う投資手法です。
メリット:成長企業の株式は急激な値上がりをする傾向があるので、大きな利益を上げることができる可能性がある。
デメリット:成長企業は割高になっている株が多いので、予想通りに成長できないと株価が急激に下落するおそれがある。
高配当株投資
配当金の利回りが良い株式を対象とした中長期投資を行う投資手法です。
メリット:配当金は、株価によって変動するものではなく、配当金が減額されなければ、株価も安定しやすい。
デメリット:配当金の減配があると、急激に株価が値下がりするおそれがある。
株主優待投資
株主優待が優れた株式を対象とした中長期投資を行う投資手法です。
メリット:株主優待という株式の値上がり以外の利益を得ることができる。
デメリット:株主優待の改悪があると、急激に株価が値下がりするおそれがある。
インデックス投資
日経平均やS&P500、ダウなどの株価指数に連動する値動きを目指す投資手法です。
メリット:広範囲の分散投資になるので、値下がりしにくい。
デメリット:値上がりも緩やかなので(利回り数%)、資産の急激な増加は望めない。
目的から投資手法を選ぶ
上記でご説明したとおり、株式投資といっても様々な投資手法があり、どの投資手法を採用したら良いのか迷うと思います。
そんなときは、株式投資の目的から選んでみるのが良いかもしれません。
どの程度の期間で資産を増加させたいか
短期間で資産を増加させたいか、長期間をかけて増加させたいかにより採るべき投資手法が変わります。
短期間で資産を増加させるためには、ある程度の短期間で株式の売買を繰り返さなければなりません。
そのため、デイトレードやスイング投資を採用することになるでしょう。
一方で、長い時間がかかっても、資産を増やしたいという方は、中長期投資やインデックス投資も採用することができます。
どの程度資産を増加させたいか
どの程度資産を増加させたいか、という観点からも選択すべき投資手法が変わります。
資産を大幅に増加させたいということであれば、デイトレードやスイング投資、中長期投資でも成長株投資や割安株投資を選ぶことになるかと思います。
このあたりの投資手法を採用する人は、「億り人」というように、1億円の資産を形成することを目指す人が多いですね。
逆にインデックス投資は、広範囲に分散投資しているので、大幅な値上がりは期待しにくいです。
資産を大幅に増加させたいということであれば、採用しにくい投資手法です。
株価の上昇以外の利益を得たい
株価の上昇以外の利益を得たいということであれば、株主優待投資でしょう。
日本株式の特徴として、多くの会社が工夫して株主優待を設けていることがあります。
株主優待が定期的に届くことを楽しみながら、株式投資を行うのも良いでしょう。
老後資金を貯めたい
老後資金を貯めたいと思い、株式投資を始めたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大事な老後のための資金なので、利回りよりも資産の減少リスクの低さを重視したいですよね。
そうなると、インデックス投資が適しているでしょう。
インデックス投資は、つみたてNISAやidecoとの相性も良いですね。
デメリットはしっかり確認!
すでにご紹介したように、どの株式投資手法にもデメリットというものが存在します。
気をつけていただきたいことは、とにかく、メリットばかりに目を向けず、デメリットを重視して欲しいということです。
短期間で大幅な資産増加を期待できる投資手法は、その分短期間で大幅に資産を減少させてしまう可能性も含んだ投資手法です。
株式投資を始めたい方は、資産を増やしたい方のはずなので、資産を減少させては本末転倒です。
どの投資手法を採用するにしても、デメリットはしっかり確認しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、株式投資における具体的な投資手法について紹介しました。
株式投資を始めたいと思っている方は、参考にしてみてくださいね。