「面白い完結済みの漫画を読みたいな!」
「隠れた名作が読みたいなあ。」
あなたも時間のあるときに、何をしようか迷ったことがあるのではないでしょうか。そんなときは、じんわりとした余韻が残る漫画を読むのがオススメです。
この記事では、オススメ完結済み漫画「懲役339年」を紹介していきます。
素晴らしいストーリー構成で記憶に残るであろうファンタジー漫画です。WEB漫画ゆえ知名度はそれほど高くないですが、隠れた名作を読みたい方は参考にしてみてくださいね。
基本情報
作者:伊勢ともか
作者は、伊勢ともかさんです。
伊勢ともかさんは、「懲役339年」で裏サンデーコミックスの連載投稿トーナメントを勝ち抜き、連載にこぎ着けました。
驚いたことに、それまではほとんど漫画を書いたことがなかったそうです。
これからの作品が楽しみな漫画家さんですね。
巻数:4巻
巻数は、全4巻です。
巻数は長くありませんが、そこには、6人のハローの物語が詰まっているので、全く物足りない感じがありません。
読んでみると分かりますが、これ以上長い必要は全くなく、ストーリーが完璧にまとまっています。
裏サンデーコミックス
「懲役339年」は、WEB漫画である裏サンデーで連載されていました。
そのため、裏サンデーコミックスから出版されています。
残念なのは、書店であまり見かけないこと。書店に並べるべき素晴らしい作品だと思います。
あらすじ
物語の舞台は、転生が信じられている国です。
そんな国で、ハロー・アヒンサー(初代ハロー)は、懲役339年という超長期の刑を科されることになります。
初代ハローは、20年後に亡くなりますが、転生が信じられているこの国では、ハローの生まれ変わりとされる赤ん坊が2代目ハローとして懲役刑を科されることになります。
初代ハローは、なぜ超長期の懲役刑を科されることになったのか、初代ハローの想いとは。
「懲役339年」は、初代ハローを含む6人のハローと周りの人々が紡ぎ出す物語です。
オススメポイント
完璧なストーリー構成
「懲役339年」のストーリーは、一切の過不足なく、完璧といえます。展開の引き延ばし等は一切ありません。
4巻という短い巻数の中に、6人のハロー達の生き様が詰め込まれています。
ハローは、代替わりしていくのですが、複数人のハローに関わっていく人物が複数おり、それらの人物とハローとの繋がりが見事に描かれています。
ラストのシーンは、「生まれ変わり」という本作の主要要素が見事に表現されており、グッときます。ストーリー構成に関しては、数ある漫画の中でもトップレベルです。
引き継がれる想い
懲役339年を科される初代ハローは、ある想いを抱いて行動を起こした結果、懲役339年という刑を科されることになります。
この初代ハローの想いを2代目以降のハローとハローに関わる人々が引き継いでいくことになります。
もちろん初代ハローから直接想いが伝えられるわけではありませんが、ハローと関わることによって、登場人物達がそれぞれハローという存在について深く考えるようになり、結果的に想いが引き継がれていくことになるのです(引き継がれるルートも秀逸です。)。
初代ハローの想いが繋がり、形になっていくストーリーは、心揺さぶられるものがあります。
ハラハラドキドキの展開
「懲役339年」のハローは、長期の懲役囚であるので、対立する相手は基本的に国家という巨大権力になります。
その巨大権力から、命を狙われたり、追われたりするわけですから、常にハラハラドキドキの展開となります。
特に後半にかけては物語が加速していき、国家との対決が激化していくので、ドキドキしっぱなしで読むことになるでしょう。
オススメできる方
ストーリー重視の漫画を読みたい方
すでにご紹介したように、「懲役339年」は、ストーリー構成が完璧です。
「あのときのあの人が!」といった場面や「あのときのあれが!」みたいな場面がたくさんあり、緻密にストーリーを構成されていることが伝わってきます。
しっかり練られたストーリーが好きな方には、非常にオススメです。
心に残る1冊を読みたい方
「懲役339年」は、ハラハラドキドキの展開ながらも、ラストは非常にスッキリとした終わり方になっており、じんわりとしたものが心の中に残ります。
救いのあるストーリーになっており、最後まで読み終わると、ハローたちや仲間たちのことがしみじみと思い返すことができます。
読み終わったときには、きっとあなたの心に残る1冊になっていることでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、オススメ完結済み漫画「懲役339年」を紹介してきました。
きっとあなたの心に残る1冊になる漫画です。是非読んでみてください。